NEWS
2025.06.13
50年後の日本、AI社会変革でGDP4位 日経センター予測 進まなければ11位に後退、生産性向上で週休4日も
日本経済研究センターは12日、向こう50年の長期経済予測をまとめた。日本が人工知能(AI)を活用して生産性の向上や人材の適正配置といった社会変革を進めれば、2075年時点で実質の国内総生産(GDP)が世界4位になるとの結果が出た。進められない場合は11位まで後退する。
2025.06.13
アサヒ「声なき声」を抽出 SNS画像からAIが商品企画 作業日数3分の1に短縮
アサヒグループホールディングス(GHD)は生成AI(人工知能)を活用して先入観を排除した商品開発に挑む。SNSに投稿された画像をもとにAIが消費者の「声なき声」を見つけ、ビールやコーヒー飲料などの新商品案を生み出す。作業にかかる日数を3分の1にして手数を増やす。まだ見ぬ需要を掘り起こし、縮小が続く市場に新風を巻き起こせるか。
2025.06.13
食品ラベル、AI管理 カミナシ 貼り間違いを検知
食品工場やホテル向けにスマートフォンなどを使って帳票管理ができるサービスを手掛けるカミナシ(東京・千代田)は、人工知能(AI)で食品ラベルを検品できる新機能の提供を始めた。誤ったラベルを貼った食品が廃棄処分となることを防ぐ。
2025.06.13
ホテル人手不足 効率おもてなし NCR、年内に自動チェックイン機3000台 楽天ステイ、素泊まり6割
インバウンド(訪日外国人)客が急増するホテル・旅館業界で、自動チェックイン機や電話応答サービスなど省人化サービスの利用が広がっている。足元では旺盛な宿泊需要に従業員の確保が追いつかず、人件費も上昇傾向にある。素泊まりの導入など、各社は時代に合った「おもてなし」を模索する。
2025.06.12
ホテル団体予約、AIが見積もり リトリート、日米10社導入へ 10分で対応完了
企業向けの研修旅行の予約・管理支援を手がける米Retreat Technologies(リトリート・テクノロジーズ)は、団体予約を受けるホテル向けに人工知能(AI)が問い合わせに自動で対応するシステムをこのほど発売した。AIが自律的に作業する「AIエージェント」の一種で、予約ごとの見積もり作成などを自動化する。日本と米国で提供し、人手不足に悩む宿泊施設の需要を取り込む。
2025.06.12
教員「残業代」2.5倍、改正法成立 学校業務の外注拡大へ 保護者対応など民間に
教員に残業代の代わりに支給する「教職調整額」を2.5倍に増やす改正教職員給与特別措置法(給特法)が11日、参院本会議で可決、成立した。約50年ぶりの引き上げで教員確保を狙う。改正法の付則には時間外勤務の月30時間程度への削減が明記された。国は保護者対応を民間に任せるなど、業務の外注を広げる。
2025.06.11
精神障害者「まず就職」が効果、事前訓練より伴走支援 本人の強み生かす、普及に制度の壁
精神障害や発達障害がある人の就職に高い効果を上げている支援手法がある。通常は事前に施設へ通い、集団の中で訓練を積むのが一般的だが、まず就職して、仕事先で個別に伴走支援するという考え方だ。国内外の調査で就職率、定着率とも実績に科学的根拠があるが、現在の制度では評価されにくく、普及の壁になっている。
2025.06.11
中小書店の在庫をICタグで管理 経産省、省力化後押し
経済産業省はシールやしおり型のICタグの導入で、中小書店の省力化を後押しする。RFID(無線自動識別)の技術を使い、本を単品管理して在庫管理の効率化や万引きの抑止につなげる。10日発表した書店活性化プランに盛り込んだ。
2025.06.11
ニューラルグループ、駐車場混雑を事前予測 AIカメラ導入 沖縄市が採用
電子看板を手がけるニューラルグループが駐車場の混雑状況を事前に予測できるサービスを始めた。自社開発の大規模言語モデル(LLM)と人工知能(AI)カメラを組み合わせたのが特徴で、イベントの開催や天気の変化などから1カ月先でもどの程度混むか分かる。警備員の配置計画などに役立つとみている。
2025.06.11
リコー、複雑図表読み解くAI 金融や製造業照準
リコーは10日、フローチャートなどの複雑な図表を読み込み、質問者に適切に回答する生成AI(人工知能)の基本モデルを開発したと発表した。金融や製造業などでAIの回答精度を高められる。自社サービスに役立てるほか、7月には技術を無償公開する。
2025.06.11
センコーと福山通運、関東・関西間で共同輸送 浜松で中継、効率高める
センコーグループホールディングス(GHD)傘下のセンコーと福山通運は関東と関西間の共同輸送を始めた。センコーは西日本向け、福山通運は東日本向けが多い。浜松に中継拠点を設け、主にセンコーは神奈川県発、福山通運は大阪府発の荷物を交換して折り返す。空荷の抑制など輸送効率を高め、運転手の長時間労働も防ぐ。
2025.06.10
ミレトス、請求書の支払い自動化 生成AI活用 作業時間9割減らす
経費精算システムなどを開発するMiletos(ミレトス、東京・中央)は生成AI(人工知能)を使って請求書の支払業務を自動化するサービスを始めた。従来は請求書の情報について従業員が手入力することが多かったが、AIが自動で入力し作業時間を9割減らす。2030年までに400社への導入を目指す。