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2023.11.27
中小、多様な人材生かし強く 男性育休やLGBT支援 「選ばれる」会社に
大企業と比べて人手や資金面で劣る中小企業にもダイバーシティ(多様性)の波が押し寄せている。社員が前向きに育児休業を取得できるよう業務の標準化を進めたり、イスラム教徒の多い外国人実習生のために自前でモスクを設置したりする例が出てきた。国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)が浸透するなか、社員からも顧客からも「選ばれる会社」になるため工夫を凝らす。
2023.11.27
注目される「出社手当」 新興で相次ぐ 在宅との利点両立
新型コロナウイルス対策によってリモートワークが定着した社員に、一定日数の出社を促そうと「出社手当」を導入する企業が出始めた。複数のスタートアップが出社日数に応じて支給する制度を取り入れている。在宅勤務と出社のそれぞれの利点を生かす手法として注目されそうだ。
2023.11.27
長瀬産業、半導体材料再生に参入 大阪に新工場 25年竣工
長瀬産業は2025年をめどに半導体材料のリサイクル事業を始める。約20億円を投じて大阪府東大阪市に工場を新設し、半導体の製造工程で使う現像液の廃液を再利用する。同社によれば国内で初となる。国内で半導体工場の新増設が相次いでおり、工場の環境負荷の抑制に役立てる。
2023.11.27
リスクマネジャーを育成せよ Risicare 代表取締役 石井純
日本の企業には防災・事業継続計画(BCP)を踏まえ、リスク全体を把握し、保険やその他の財務手法も理解して活用できるリスクマネジャーはほとんどいない。
2023.11.26
DX推進へ医療界動かす 武見敬三厚生労働相
日本の医療サービスの水準や医療財政を支える皆保険制度は「世界に冠たる」という枕ことばで語られることが多い。しかし新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が、その美名に覆い隠されていた弱点をさらけ出した。どう立て直すのか。政界随一の医療政策通を自認する武見敬三厚生労働相に語ってもらった。
2023.11.26
自動運転バス、岐阜で定期運行 出発式開催 中心街巡回、28年まで
岐阜市で25日、中心市街地を巡る自動運転バスの定期運行が始まった。期間は2028年3月末まで。市によると、交通量や人通りの多い市街地で長い期間継続運行するのは全国で初めての取り組みという。
2023.11.25
外国人、就労の選択肢拡大 技能実習の代替で最終報告書、1年で転職可 企業は待遇改善必要に
外国人労働者受け入れを議論する政府の有識者会議は24日、最終報告書をまとめた。技能実習を新制度に改め、原則禁止だった転職を広く認めるよう提言した。外国人材から「選択肢が広がる」との声があがる一方、企業は人材をつなぎ留めるため待遇や職場環境の改善が必要になる。
2023.11.25
人材育成支援コーチ・エィ、コーチングにAI活用 多数社員と毎日やりとり フィンランド社と開発
法人向けのコーチング事業を手掛けるコーチ・エィは、多くの従業員が高頻度でコーチングを受けられるサービスをフィンランド企業と共同開発した。人的資本経営に関心が高まり、従業員教育に力を入れる企業は増えている。従業員教育は費用面がネックとなるケースが多く、月50万円からと手ごろな価格で提供する。
2023.11.25
男性の育休取得率47.6% 都調査 2週間未満4割
東京都が実施した「男性の家事・育児実態調査」によると、都内在住の男性の育児休業取得率は47.6%だった。子供が0歳児では58%、1~2歳児では51.5%といずれも半数を超えた。
2023.11.24
薬販売、対面義務を撤廃 ビデオ通話・ネットで完結 未成年の乱用には対策
患者が薬局に出向かなくても薬を手に入れられるようになる。厚生労働省は対面販売の義務が残っていた一部の薬について、ビデオ通話による服薬指導を条件にインターネットでの購入を2025年以降に認める。市販薬は全面的にネット販売が解禁されることになり患者の利便性が高まる。
2023.11.24
再配達減、中古住宅に照準 宅配ボックス設置補助 国交省、マンション・アパート向け 子育て世帯の利用念頭
荷物の「再配達問題」が物流逼迫に拍車をかけている。電子商取引(EC)の普及で宅配便が急増し、再配達率は10%を超える。国土交通省は中古マンションで宅配ボックスを設置する費用を補助する方針だ。再配達を減らすとともに子育て世帯の多い住宅を手厚く支援して需要に応える。
2023.11.24
リスキリング、IT関連27% 日経読者調査、中小ほど遅れ
仕事に必要な技術や知識のリスキリングについて日本経済新聞が読者1600人にアンケート調査したところ、実際に学び直している人の4分の1はプログラミングやAI(人工知能)などデジタル関連をテーマにしていた。勤め先の規模が小さいほど取り組みが遅れている傾向も浮かんだ。