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2023.12.04
子育て応援企業認定の「くるみん」、基準厳しく 男性育休30%に上げ
厚生労働省は子育てをしながら働きやすい企業を認定する「くるみん」の基準を厳しくする。男性育休取得率の基準を現在の10%から30%に引き上げる方向で調整する。年内にも分科会での議論をまとめ、関連省令を改正して2024年以降に変える。育休取得の高まりなどに対応する。
2023.12.04
中小企業にDX提案 リコーが事業化 業務改善アプリ作成ツール 事務機販路生かす
リコーはプログラミングの専門知識がなくても業務改善アプリを作成できるクラウドサービスを開発した。中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しする。コニカミノルタや富士フイルムホールディングスなど精密各社も事務機事業で培った販路を生かして、法人顧客のデジタル化支援事業に力を入れる。ペーパーレス化によって事務機市場先細りが懸念されるなか、新たなIT(情報技術)商材と営業力を組み合わせて収益源を広げる。
2023.12.04
職務経歴書、AIが文章に リクルート、1.4万件の選択肢用意
リクルートは転職支援サイト「リクルートダイレクトスカウト」で求職者が簡単に職務経歴書を作れる機能を導入する。生成AI(人工知能)を活用する。求職者が経験やスキル、希望する勤務条件などの質問に選択肢で答えていくと、自動的に文章を作成する。
2023.12.04
〈多様性 私の視点〉セクハラで企業が抱えるコスト 東京大学教授 山口慎太郎氏
先日、海上自衛隊における女性自衛官がセクハラ被害を受け、その後、意に反して加害男性との面会を強いられた事例が報じられた。この事件は、セクハラの許しがたさはもちろん、事件の重大性に対する幹部の理解の欠如が明らかにされたものである。
2023.12.04
「私も漁師に」20年の夢実現 女性も扱える道具工夫
山に囲まれた穏やかな海が広がる三重県熊野市の二木島湾。甫母(ほぼ)港から船で数分進んだところの小型の定置網が魚を待ち受ける。11月下旬、漁師の田中りみさん(44)がロープを引き、網をぐいぐいと持ち上げると、イシガキフグが姿を見せ、ソマガツオやメアジが水しぶきをあげた。
2023.12.03
医療従事者の賃上げ促す 診療報酬に加算 人材流出防ぐ
厚生労働省と財務省は看護師や看護助手など医療従事者の賃上げを促すため、医療機関の収入となる診療報酬の一部を2024年度の改定で引き上げる調整に入った。賃上げにかかった費用の分だけ医療機関の収入を上乗せする仕組みにする。
2023.12.03
大学授業に生成AI、思考育む 3割が活用開始 本社調査 不正懸念も/指導教員の確保課題
大学が授業での生成AI(人工知能)活用を拡大している。日本経済新聞の調査に回答した520校のうち3割が活用を始めた。就職後をにらんでAIを使いこなす力を育てる動きが目立つ。思考力を損なうといった懸念も根強く、指導者の確保や不正防止策づくりが求められる。
2023.12.03
訪問介護、若手確保急ぐ 働き手の4割が60歳以上 ツクイ、20~40代だけの拠点
介護大手のニチイホールディングスが日本生命保険の傘下に入ることが決まった。介護業界は在宅介護を担う訪問介護員で60歳以上を占める割合が4割に迫り、深刻な人手不足が続く。ツクイが若手だけで運営する事業所を立ち上げて年収も引き上げるなど、各社は若手が就職しやすい環境整備を急いでいる。
2023.12.02
「生成AI、1社支配は無理」 アマゾンAWSセリプスキーCEO、マイクロソフトに対抗
米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のアダム・セリプスキー最高経営責任者(CEO)は30日、日本経済新聞の取材で「生成AI(人工知能)を1社が支配するのは無理だ」と述べた。米オープンAIが実用化で先行したが、多様な技術基盤をそろえて顧客が選択できるようにすることが重要と指摘。提携企業を増やし、選択肢を広げる考えだ。
2023.12.02
「トラック運転手は配送専念を」 商品陳列巡り食肉4社 小売りと協議、24年問題対応
日本ハムなど食肉大手4社は1日、トラック運転手の作業負荷軽減策を発表した。納品先のスーパーでの陳列作業など付帯業務の廃止へ向けて小売り側と協議する。運転手の長時間労働の一因となっており、時間外労働が規制され運転手不足が深刻化する「2024年問題」への対応を進める。
2023.12.01
メタ、AIに画像や音声使う新機能 ダンス指導や同時通訳
【シリコンバレー=渡辺直樹】米メタは30日、画像や音を使った生成AI(人工知能)の新技術を公開した。AIがダンスや料理の名人のスキルを学び、人にコーチとして教えられるようにする。声のトーンまで再現する同時通訳システムも開発した。生成AIの技術を高度化し、主力のSNS(交流サイト)などに搭載して利用者拡大につなげる狙いだ。
2023.12.01
物価を考える 低温からの脱却(4)低賃金では開かぬ未来 企業に賃上げ迫る「黒船」
「熊本の賃金相場と大きな開きがある」。熊本県工業連合会会長で、金属加工の金剛(熊本市)の田中稔彦社長は、台湾積体電路製造(TSMC)熊本進出に不安を覚えた一人だ。