2023.02.01

「日経Smart Work大賞2023」大賞にソフトバンク

働き方改革を通じて生産性を高め、持続的に成長する先進企業を表彰する「日経Smart Work大賞2023」は、ソフトバンクが大賞に決まりました。

 同賞は全上場企業、有力非上場企業を対象に実施した「日経スマートワーク経営調査」の結果に基づき、外部審査委員会(委員長、清家篤日本赤十字社社長)が人材活用に向けた取り組みやイノベーション力、市場開拓力などを総合的に審査して、次世代をリードするエクセレント・カンパニーとして選出しています。

 今回、審査委員特別賞にはNEC、人材活用力部門賞にはアフラック生命保険、イノベーション力部門賞はリコー、市場開拓力部門賞は富士フイルムホールディングス、テクノロジー活用部門賞はソニーグループがそれぞれ選ばれました。また、サントリーホールディングスを「日経スマートワーク大賞 殿堂入り」企業として一昨年、昨年に続いて評価しました。授賞理由は以下の通りです。

ソフトバンク

日経Smart Work大賞2023 大賞

(授賞理由)
 総合ランキングは最高ランクとなる5つ星(偏差値70以上)を獲得。評価軸となる3部門の「人材活用力」「イノベーション力」「市場開拓力」はいずれも最高水準の「S++」でトップクラスだったうえ、そのクラス内でも特に優れた評価を得た。在宅勤務中心の働き方が実現できていることやフレックスタイムの適用範囲が広く自由度が高いことなど、多様な働き方を実現しているとして人材活用力で高い評価を得た。人材への投資も水準が高く評価を伸ばした。また外部企業との共同開発や外部機関への参画などにも積極的で、イノベーション力でも評価が高かった。審査委員の全会一致で大賞に決まった。

NEC

日経Smart Work大賞2023 審査委員特別賞

(授賞理由)
 総合ランキングは5つ星(偏差値70以上)を獲得。評価軸3部門のうち「イノベーション力」が最高水準の「S++」だったほか、「人材活用力」「市場開拓力」も高水準だった。とりわけ、メンタルヘルスへの取り組みや従業員の健康増進への取り組みなど、近年重視されている「ウェルビーイング」に関連した項目で高い評価を得た。「リスキリング」など教育・研修やスキル・キャリア開発への投資、制度活用が活発で評価が高かったほか、一昨年から3年連続で総合ランキングの5つ星を得ていることも考慮された。

アフラック生命保険

日経Smart Work大賞2023 人材活用力部門

(授賞理由)
 総合ランキングは4つ星半(偏差値65以上70未満)だったが、評価軸のうち「人材活用力」では最高水準の「S++」を獲得しており、授賞が決まった。「イノベーション力」は「A++」、「市場開拓力」は「A+」だった。
女性・外国人役員の登用や、女性管理職の比率が高いなど、「ダイバーシティー」関連の項目で高評価を得た。労働時間削減に関する制度や有給休暇取得率も水準が高く、「ワークライフバランス」でも高い評価を得た。

リコー

日経Smart Work大賞2023 イノベーション力部門

(授賞理由)
 総合ランキングは最高ランクとなる5つ星(偏差値70以上)を獲得した。評価軸となる3部門は、すべて最高水準の「S++」だった。社内における先端IT人材やデータサイエンティストの人数比率が高く、それに伴う教育制度も充実していることなどから「先端分野人材の育成」の評価が高く、イノベーション力部門での授賞が決まった。国内外企業との合弁会社の設立やビジネスコンテスト等の主催なども活発で、「オープンイノベーションの取り組み」でも評価を伸ばした。

富士フイルムホールディングス

日経Smart Work大賞2023 市場開拓力部門

(授賞理由)
 総合ランキングは最高ランクとなる5つ星(偏差値70以上)を獲得。評価軸3部門のうち「イノベーション力」「市場開拓力」の2部門で「S++」を獲得した。AIの技術を用いた商品開発が高い評価につながっており、とりわけ、医療現場などではすでに利用が広がっていることから、市場開拓力での授賞となった。「人材活用力」は「S+」だった。
 医療関連では、がんが疑われる領域を自動検出する内視鏡AI技術のほか、AI技術によるCT画像の診断支援やレポート自動作成でワークフロー全体を支援する製品などを既に開発している。

ソニーグループ

日経Smart Work大賞2023 テクノロジー活用部門

(授賞理由)
 総合ランキングは最高ランクとなる5つ星(偏差値70以上)を獲得、評価軸3部門もすべて最高水準の「S++」だった。全社的にデータ活用が進んでいることに加え、グループ全体の技術力を高める制度や取り組みが充実していることなどが、テクノロジー活用での授賞につながった。例えばデータ活用では、現場が高度なAI予測を数クリックで実行できるツールを開発したり、グループ横断的にデータを利活用できるプラットフォームを構築したりしている。記者によるテクノロジー評価得点も高かった。

サントリーホールディングス

日経Smart Work大賞2023 殿堂入り

(選定理由)
 サントリーホールディングスは本賞の第2回、第3回の「日経スマートワーク大賞」を連続受賞し、一昨年の第4回もトップクラスの評価だったことから「日経スマートワーク殿堂」を新設し、殿堂入り企業の第1号に選出した。昨年の第5回調査、今年の第6回調査でもトップクラスの評価を維持しており、昨年に続いて殿堂入り企業として継続評価することが決まった。

ページトップへ