2022.01.25

「日経Smart Work大賞2022」大賞にダイキン工業

働き方改革を通じて生産性を高め、持続的に成長する先進企業を表彰する「日経Smart Work大賞2022」は、ダイキン工業が大賞に決まりました。

 同賞は全上場企業、有力非上場企業を対象に実施した「日経スマートワーク経営調査」の結果に基づき、外部審査委員会(委員長、清家篤日本私立学校振興・共済事業団理事長)が人材活用に向けた取り組みやイノベーション力、市場開拓力などを総合的に審査して、次世代をリードするエクセレント・カンパニーとして選出しています。

 今回、審査委員特別賞にはアサヒグループホールディングスが、人材活用力部門賞にはSOMPOホールディングス、イノベーション力部門賞はソフトバンク、市場開拓力部門賞はソニーグループ、テクノロジー活用部門賞は東京海上ホールディングスがそれぞれ選ばれました。また、サントリーホールディングスを「日経スマートワーク大賞 殿堂入り」企業として昨年に続き評価しました。授賞理由は以下の通りです。

ダイキン工業株式会社

日経Smart Work大賞2022 大賞

(授賞理由)
 総合ランキングは最高ランクとなる5つ星(偏差値70以上)を獲得。評価軸となる3部門の「人材活用力」「イノベーション力」「市場開拓力」はいずれも最高水準の「S++」でトップクラスだった。産学連携や企業間共同開発の件数が多く、ベンチャーとの連携にも積極的。共同開発によって製造業の生産性を大幅に向上させる技術成果も挙げるなど、とりわけイノベーション力への評価が高く、審査委員の全会一致で大賞に決まった。

アサヒグループホールディングス株式会社

日経Smart Work大賞2022 審査委員特別賞

(授賞理由)
 総合ランキングは5つ星(偏差値70以上)を獲得。「人材活用力」「イノベーション力」「市場開拓力」いずれも最高水準の「S++」だった。新型コロナウイルス禍の影響を受けやすい業界で厳しい環境にもかかわらず、前回調査からランクを引き上げた。過去の調査でも比較的高い評価を受け続けてきたことや、コロナ対策として工場・生産部門においてもAR活用によるリモート勤務を実現する取り組みなどが評価された。

SOMPOホールディングス株式会社

日経Smart Work大賞2022 人材活用力部門

(授賞理由)
 総合ランキングは5つ星(偏差値70以上)を獲得し、評価軸の3部門とも最高水準の「S++」だった。とりわけ「人材活用力」部門は多くの評価項目で高いスコアを得た。社員のスキル・キャリア開発支援で手厚い制度が用意され、進学・留学支援制度を利用する社員が多い。社員の健康維持と生産性向上を両立する取り組みも進めるなど、人材投資への評価が高かった。

ソフトバンク株式会社

日経Smart Work大賞2022 イノベーション力部門

(授賞理由)
 総合ランキングは5つ星(偏差値70以上)を獲得し、評価軸3部門とも最高水準の「S++」。とりわけ「イノベーション力」部門では社内ベンチャー制度からのスピンオフの実績や、研究職など高度専門人材に外国人が多い点など、イノベーションを推進する体制が高く評価された。IT人材が5000人を超えるなど、正社員当たりのIT人材の比率も高水準で、先端分野人材の育成に積極的であることも高い評価となった。

ソニーグループ株式会社

日経Smart Work大賞2022 市場開拓力部門

(授賞理由)
 総合ランキングは5つ星(偏差値70以上)を獲得。「イノベーション力」「市場開拓力」が最高水準の「S++」だった。とりわけテクノロジーを活用した市場開拓力で高い評価を得た。人工知能(AI)を使いこなすスペシャリストは200人を超える。スタートアップの創出と新規事業を支援するプログラムで、70件以上の事業化検証、17の事業を創出した。広告・PRやメディア掲載、国内外のM&Aなどの実績も同部門の評価を高めた。

東京海上ホールディングス株式会社

日経Smart Work大賞2022 テクノロジー活用部門

(授賞理由)
 総合ランキングは5つ星(偏差値70以上)を獲得。「イノベーション力」「市場開拓力」は最高水準の「S++」。事故対応部門の記録入力にAIを導入し、入力時間の大幅な短縮と記録内容の品質向上を実現した。ドライブレコーダーとAI、人工衛星データとAIをそれぞれ組み合わせて、交通事故の状況確認や自然災害の状況把握なども迅速化するなど、新しい技術を活用した市場開拓の取り組みが評価された。

サントリーホールディングス株式会社

日経Smart Work大賞2022 殿堂入り

(選定理由)
 サントリーホールディングスは本賞の第2回、第3回の「日経スマートワーク大賞」を連続受賞し、昨年の第4回もトップクラスの評価で「日経スマートワーク殿堂」の第1号の殿堂入り企業となった。今年の第5回調査でもトップクラスの評価を維持したことから、殿堂入り企業として継続評価することが決まった。

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