2018.01.15

日経スマートワーク大賞2018 コニカミノルタに

働き方改革を通じて生産性を高め、持続的に成長する先進企業を表彰する「日経スマートワーク大賞2018」はコニカミノルタが大賞に決定しました。

 同賞は全上場企業を対象に初めて実施した日経「スマートワーク経営」調査の結果に基づき、外部審査委員会(委員長、清家篤前慶応義塾大学塾長)が人材活用に向けた取り組みやイノベーション力、経営基盤などを総合的に審査して、次世代を牽引するエクセレント・カンパニーとして選出しています。審査委員特別賞にはダイキン工業、イオン、ファンケルの3社が、人材活用力部門にはSCSK、イノベーション力部門はNTTドコモ、市場開拓力部門はヤフー、テクノロジー活用部門は三菱UFJフィナンシャル・グループがそれぞれ選ばれました。受賞理由は下記の通り。

【大賞】

・コニカミノルタ

 新人の15%を外国籍とするなどグローバル人材の活用に積極的で、世界5極にイノベーションセンターを設立。大型M&Aを重ね、海外顧客向け売上高比率は80%以上に達している。多様な人材の活用とイノベーション創出に向けた体制を整備し、グローバル企業として市場開拓力を向上させていることが高く評価された。

【審査委員特別賞】

・ダイキン工業

 人材活用力、イノベーション力、市場開拓力の各部門とも高い水準でバランス良く取り組みを進めている。ダイバーシティ・マネジメントを経営の柱の一つに位置づけており、人材活用の面では、産休から早期復帰した女性社員数や女性管理職の比率が過去5年で倍増。外国人社員の活用も積極的に進めている。現地のニーズに沿った製品開発を進め、アジア市場の開拓で成果を挙げるなど市場開拓力も高い。

・イオン

 会社やエリアだけなく、業種・職種を超えて個人が自分のキャリアに合わせて働き方の変更を選択できる。グループの大きさを活かし、従業員52万人のデータベースを用いて人材の適正配置を実現するなど、HRテクノロジーを離職率の低減などの成果につなげている。新規事業の提案制度も整っており、銀行業に進出するなど成果もあげている。人手不足感が特に高い内需型の流通業界の中で、柔軟な働き方改革に取り組んでいる点が評価された。

・ファンケル

 売り上げ規模に比較して、雇用形態の転換や継続雇用の年齢上限撤廃など人材活用力を高めるための先進的な取り組みがみられる。女性活躍推進の面で目立った実績がある点も評価された。

それぞれの部門の先進的な企業として、下記の企業が部門賞に選出された。

【人材活用力部門】
・SCSK

【イノベーション部門】
・NTTドコモ

【市場開拓力部門】
・ヤフー

【テクノロジー活用部門】
・三菱UFJフィナンシャル・グループ

※外部審査委員会メンバー※
清家篤・前慶應義塾大学塾長(審査委員長)、坂東真理子・昭和女子大学理事長、ロバート・アラン・フェルドマン・モルガン・スタンレーMUFG証券シニアアドバイザー、鶴光太郎・慶應義塾大学大学院商学研究科教授、石黒浩・大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授、原田亮介・日本経済新聞社専務執行役員論説委員長

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