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2024.02.19

国際人材の育成法 多様に 海外子会社間の異動など 人事制度の統一も急ぐ

企業が国境をまたいだグループ経営を進める中で、従来の国際人材の育成とは異なる方法を取り入れるところが増えている。海外のグループ会社の従業員を日本の本社に登用したり、海外グループ会社間の異動をしやすくしたりする例がある。多様性確保をすすめ、従業員のグローバルな視座を養うほか、国内志向の企業文化や風土を変える狙いがある。継続的な登用には人事面の統一など制度を整えることも欠かせない。
2024.02.19

相次ぐ不祥事、労組の影薄く 危機訴える声を届けよ 編集委員 田中陽

春闘真っ盛り。昨年から始まった賃上げの流れを加速しようと労働組合はここぞとばかりに存在感を示し鼻息も荒い。組合員からの期待も高まる。賃上げによる生活の改善は組合活動の重要な使命に違いないが、それだけではないはずだ。
2024.02.19

変わる雇用と「エンゲイジメント」(1) ウェルビーイングの重要性 慶応義塾大学教授 島津明人

現在の日本では、ジョブ型雇用の導入や定年延長といった雇用・労働環境の変化とともに、価値観や働き方の多様化が進んでいます。一方、少子高齢化で労働力人口は減少し、企業は働く人を労働力の提供者としての「人的資源」から、新しい価値を生み出す「人的資本」として捉え直そうとしています。労働力の「質」の向上を通して、生産性を高める戦略に転換しているのです。
2024.02.19

〈多様性 私の視点〉組織を強くする評価制度は ADB副官房長 児玉治美氏

国際機関の職員は年初、新年度の業務計画の策定で忙しい。アジア開発銀行(ADB)では、毎年1月に総裁がその年の業務目標を発表するが、それに従い各部署、各職員が業務計画を作る。幹部からアシスタントまで3900人の職員が組織の目標達成に貢献すべく1年のワークプランを作成するのだ。
2024.02.19

教員一転、機長への挑戦 教え子の夢に背中押され

4日、乗客155人を乗せたエアバスA320が関西国際空港(大阪府泉佐野市)を飛び立った。副操縦士としてコックピットに座るのは須藤駿介さん(33)。この日が初フライトだった。
2024.02.18

企業情報、登記で一括変更 商号や住所 年500万件超手続き省略

デジタル庁は企業が商号や住所を変える際に商業登記を書き換えるだけで税や営業許可といった各省庁が持つ登録内容を一括で変更できるようにする。年間で少なくとも500万件超の手続きが省略される見通しだ。
2024.02.18

入国手続き1分に、まず羽田と関空 税関・入管で一部統合 インバウンド増対応

政府は空港から入国する際の税関と入国管理の手続きの一部を統合し、入国手続きにかかる時間を短縮する。2024年度中に羽田空港と関西国際空港で始める。訪日外国人(インバウンド)を念頭に、空港利用客の利便性を高める。
2024.02.18

米IT、既に今年3万人削減

米国を中心とするIT(情報技術)業界で人員削減が続いている。テック企業は今年に入り、計3万4000人の人員を削減した。生成人工知能(AI)などの新しい分野に投資し、次の成長期に向けて態勢を整えるため、人員の再編を進めていることが背景にある。
2024.02.17

博士採用ゼロ、大手の2割 業務・待遇の整備遅れ 経団連調査 国際競争力で劣後の恐れ

日本企業で博士人材の活用が進んでいない。経団連が16日発表した調査によると、2022年度に博士課程修了者の採用数がゼロだった企業が23.7%に上った。能力に見合った仕事や待遇に向けた環境整備が遅れている。欧米に比べ高度人材の不足が目立ち、競争力が劣後する恐れがある。
2024.02.17

三井住友銀が7%賃上げ 三菱UFJ労組は6%要求

三井住友銀行は給与・賞与増額や研修充実などで実質7%程度の賃上げに相当する処遇改善を2024年度に実施する方針を固めた。三菱UFJ銀行では従業員組合が16日に給与・賞与や昇格・登用で6%超の賃上げを要求する執行部案を決めた。00年代の再編後最大の賃上げだった23年度に続き、大手行が大幅な処遇改善に踏み切る公算が大きくなった。
2024.02.17

USJの来園増、シニア人材が鍵 200人採用計画 熟練の接客/「マリオ」人気で期待

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)を運営するユー・エス・ジェイは、60歳以上のシニアを「クルー」と呼ぶスタッフに採用する。2025年までに約200人を確保する。不足する人材を補いつつ、来園客の年齢層を広げることにもつなげたい考えだ。
2024.02.16

リスキリングで得るべきスキル

リスキリングへの関心が高まり、取り組む企業が増えてきた。日本では社会人の「学び直し」と同じような意味で使われる例が多いが、本来の意味は「これまでとは異なる職務に就くために必要なスキルを習得するプロセス」だ。
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