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2025.03.06
JPモルガン、「週5日出社」波乱の始動 テック人材離反の見方も
【ニューヨーク=斉藤雄太】米銀最大手JPモルガン・チェースは今週から世界の全社員約32万人を対象に週5日の出社を義務付ける制度の適用を始めた。1月の通知を実行に移したが、勤務の柔軟性を好むテック人材などの退社を促すとの見方もある。
2025.03.06
アニメ業界、脱「滅私奉公」へ 制作者年収、10年で8割増 待遇・人材育成改善の余地
日本のソフトパワーの一翼を担うアニメ業界が、低賃金の改善を探っている。個人の滅私奉公だのみが限界を迎え、人材確保への危機感が強まっている。平均年収は10年余りで8割上がったが、現場の不満は根強く、改善は道半ばだ。
2025.03.06
最低賃金1500円目標、「対応不可能・困難」7割 日商、中小企業に調査
日本商工会議所は5日、最低賃金引き上げの中小企業への影響に関する調査結果を発表した。2020年代に全国加重平均1500円にする石破茂政権の目標を巡り「対応は不可能」が19.7%、「対応は困難」が54.5%で計74.2%に達した。
2025.03.06
サントリーHD、ベア1万2000円
サントリーホールディングス(HD)は5日、2025年の春季労使交渉で基本給を底上げするベースアップ(ベア)を一律月1万2000円とすると発表した。組合要求は月額1万4000円だった。定期昇給(定昇)などを合わせた組合員の賃上げ率は約7%となる。25年4月入社の新入社員の初任給は大卒で1万2000円引き上げ29万円とする。
2025.03.05
少子化対策の盲点〈中〉男性育休だけじゃ不十分 長時間労働が「ワンオペ」生む 女性の賃金、産後に半減
ワンオペは大変?旦那さんは手伝ってくれるの?――。育児休業を取る男性が増えているにもかかわらず、働く母親にはこんな言葉が投げかけられる。男性の長時間労働を是正し、女性に「ワンオペ育児」を強いる状況を改善しない限り、少子化は打破できない。
2025.03.05
ユースファイナンス(16)令和で輝く「カバン持ち」 若手スキル向上×ノウハウ継承
バブル入社世代と呼ばれる1987~93年ごろに就職した人が60歳を迎え始めた中、退職していくベテランのノウハウの継承は企業の経営課題の一つだ。みずほ信託銀行のコンサルティング部は89年の創部以来、続けてきた「カバン持ち」制度を令和風に改良し、若手の育成に生かしている。
2025.03.05
〈賃上げ2025〉「従業員士気向上へ還元」 日立・瀧本担当理事 ジョブ型改善へ労使議論
2025年の春季労使交渉では、電機大手の主要労働組合が過去最大の賃上げを要求した。電機各社はデジタル戦略に力を入れるなか、他業種と人材を巡る競争は激しい。日立製作所の瀧本晋・人事担当理事に賃上げや人事制度の考え方を聞いた。
2025.03.05
賃上げ定着への道筋(下) 個人の成長促す賃金制度に 奥平寛子・同志社大学准教授
新規大卒者の初任給が賃上げをけん引している。日本経済新聞社の採用計画調査によると、主要企業の2024年度の初任給の平均は3年前と比べて約9%上昇した。月給30万円以上を提示する企業も増えたという。新卒採用は売り手市場の状態で、人材獲得競争に直接さらされていることが背景にありそうだ。
2025.03.04
求人倍率上昇1.26倍 1月、失業率横ばい
厚生労働省が4日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍と、前月から0.01ポイント上昇した。求人数が増え、仕事を探す人が減った。賃上げが広がり、転職活動をやめて今の仕事にとどまる動きがあった。
2025.03.04
男女の賃金・待遇差を把握 政府、企業に分析ツール
政府は3日、企業が同業他社や同じ規模の企業に比べてどれほど男女の賃金格差や待遇の差があるのか把握できる新たな分析ツールを発表した。ツールは厚生労働省のホームページからダウンロードできる。
2025.03.04
賃上げ定着への道筋(中) 中小企業への波及が課題 首藤若菜・立教大学教授
物価高が続くなかで勤労者の生活水準を維持するためにも、内需拡大で経済成長を促すためにも、賃上げが必要である。もちろん賃金さえ上げれば経済が成長するわけではない。労働生産性を向上させ「稼ぐ力」を高めることが不可欠だが、賃金上昇は労働生産性を高める圧力にもなる。
2025.03.04
都、看護師寮借り上げ補助 最大75% 人材確保へ5000室 病院近隣、既存物件も対象
東京都は2025年度から、都内の病院が看護師の寮を借り上げる費用を最大75%補助する。対象は5000室を見込む。病院経営は物価高騰や人件費の上昇で厳しさを増し、看護師の確保が難しくなっている。家賃の低さや職場への通勤のしやすさなどをアピールし、人材不足の解消に役立てる。