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2024.03.27

〈賃上げ2024〉6割の組合「満額以上」 基幹労連 ベア平均1万7157円

鉄鋼などの労働組合で構成する基幹労連は26日、2024年春季労使交渉の回答状況について中間取りまとめを発表した。25日時点で経営側から回答を得た107組合のうち、6割にあたる65組合で要求額に対し満額かそれ以上の回答だった。
2024.03.27

国の制度、AIで自動回答 総務省、自治体の業務負担軽減

総務省は26日、地方自治体が住民からよく質問を受ける国の制度について自動的に回答するインターネット上のチャットボット(自動応答システム)を開設した=写真。自治体の業務負担の軽減を狙う。

2024.03.26

採用活動時期の規制 学生にも負担、撤廃検討を 曽和利光

新卒採用は売り手市場化が進み、企業の採用活動は早期化している。大学3年生の夏のインターンシップが採用活動の実質的なスタートで、早い企業はそのまま本選考につなげ年内に内定を出す。就職情報会社のディスコ(東京・文京)の調査では25年卒の3月1日時点の内定率は43.2%にもなった。
2024.03.26

介護離職防止を企業に要請 経産省、近く全社調査の指針 専任役員置き両立支援

働きながら両親らの介護にあたるビジネスケアラーが増えている。企業に勤める人のうち、介護をしている人は2022年に321万人と10年で3割ほど増えた。介護離職を防ぐため、企業は独自の取り組みを進め、経済産業省も介護との両立に関する全社調査の実施を要請する指針を近く策定する。
2024.03.26

銀行変身(下)働き方アップデート 「退職者カムバック」歓迎 みずほ、中途採用数が新卒超え

新卒で入行し、定年や出向まで勤め上げるのが当たり前だった銀行の働き方が変わり始めた。2023年度の3メガバンクの採用全体に占める中途採用の比率は半分に迫り、みずほフィナンシャルグループ(FG)は初めて中途採用数が新卒を上回る見通しだ。退職者は「裏切り者」という冷たい視線を浴びることもあったが、今では退職者の再入行も当たり前になり、「人材の回転ドア」が回り始めた。
2024.03.26

NTT、生成AI基盤「tsuzumi」サービス開始 省電力・日本語に強み

NTTは25日、生成AI(人工知能)の基盤となる独自開発の大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi(つづみ)」のサービス提供を同日始めたと発表した。すでに500以上の企業や自治体から導入相談が寄せられているという。日本語の文章の流ちょうさに強みを持ち、性能の指標となるパラメーター数を小さくすることで消費電力など運用コストを大幅に抑えた。
2024.03.26

生成AIが頭脳 言葉で動くロボ 配膳や調理...自律的に実行 グーグルや東大が研究

ロボットの制御に生成AI(人工知能)を活用する試みが広がっている。米グーグルが言葉で動作を指示できるロボットアームの開発を進めるほか、NTTは自律的に行動する配膳ロボットの開発を目指す。「目」「耳」「腕」などの身体性を手に入れたAIが、人間と共存する日が近づきつつある。

2024.03.26

残業規制、働き方変わるか1 市民病院「分娩できない」

「人事のことでお話があります」。2023年春、富山県高岡市にある高岡市民病院の院長、藪下和久は富山大医学部の担当者に呼ばれてこう告げられた。「24年度から産科の医師を派遣できなくなります」
2024.03.26

国際労働力移動と移民(7) 蓄積途上の日本の研究成果 南山大学教授 平岩恵里子

日本では、外国人労働者が賃金や就業構造にどのような影響をもたらすのでしょうか。日本の人口に占める在留外国人の割合は他の先進国より低くなっています。このため、外国人労働者が日本人の賃金に及ぼす影響などの研究蓄積は、欧米諸国に比べると、まだまだ少ないのが現状です。
2024.03.26

台湾、IT留学生が救世主 少子化、人材不足に危機感 30年までに30万人獲得

【台北=龍元秀明】台湾が今後、深刻な人材不足に直面する恐れがある。半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)を筆頭にハイテク産業が成長する一方、少子化が急速に進んでいるためだ。危機感を持つ当局は、2030年までに理工系留学生を30万人超受け入れる計画を打ち出した。
2024.03.25

現実味を帯びる定年廃止論 やる気引き出す工夫が必要

構造的な人手不足が深刻さを増しています。将来のさらなる人口減を見越して、定年廃止論もにわかに浮上してきました。定年退職は急速な高齢化の状況ではもはや適切ではない――。経済協力開発機構(OECD)は今年1月、対日経済審査報告書でこう提言しました。経済活力の維持には定年制度を廃止し、労働力を確保すべきだとの主張です。
2024.03.25

富士通、創薬にも生成AI 標的たんぱく、10倍速く予測 感染症薬開発など有望

富士通は理化学研究所と生成AI(人工知能)を使って、薬が標的とするたんぱく質の体内での状態を10倍以上速く予測する技術を開発した。2025年3月期にも製薬会社と実証実験を始める。生成AIは新薬開発を大幅に短縮できるとされ、米エヌビディアなども開発を競う。
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