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2024.04.16

社内起業家を生かすには 若林直樹・京大教授

日本企業は当然新規事業の展開を重視しているが、推進する人材の不足、その獲得や育成の難しさを感じている。2021年のパーソル総合研究所の新規事業開発担当者調査でも、約4割が社内での新規事業開発に関わる人材および知識・ノウハウの不足を指摘した。こうした社内で新規事業の推進を担う人材は、社内起業家(イントラプレナー)として注目される。
2024.04.16

1都3県自治体、女性管理職増へ改革進む 横浜市、少人数研修や座談会/埼玉県、キャリア相談を実施

1都3県における自治体の女性管理職比率がじわり上昇している。民間企業に比べて、昇進試験を受ければ機会は平等と思われがちだが、心理的な不安や家庭との両立、男性中心の組織・制度設計などハードルは多い。各自治体で待ったなしの改革が進んでいる。
2024.04.16

預貯金差し押さえ書類を電子化

埼玉りそな銀行などは15日、税金や保険料を滞納している人らに対する預貯金の差し押さえ業務をデジタルで効率化するサービスを開始した。自治体と金融機関の間で送付・受領する書類を電子化する。金融機関は事務手続きにかかる時間を半減でき、行政もこれまでより迅速に処分結果を把握できる。全国初の取り組みで、埼玉県加須市などで先行導入した。
2024.04.15

工場・倉庫の「探す」を効率化 管理工学研、位置検知で

金沢市に開発拠点を置くソフトウエア開発の管理工学研究所(東京・千代田)は人工知能(AI)を使った位置検知システムで工場や倉庫での探す作業の効率化を支援する商品を出した。部品や商品の箱などに無線通信ができるタグを取り付け、端末に映し出した平面図で確認できる仕組みだ。人手不足の製造業や物流業を中心に販路開拓を狙う。
2024.04.15

中国経産局、中小や地域のDX支援 組織改編で体制強化

中国経済産業局は地元企業や地域の課題解決に向けデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を強化する。自治体などの取り組みをサポートする担当課を新設し、中小企業のイノベーションを後押しするため機能も強化した。最新技術やノウハウの蓄積、活用を支える体制を整えて地域の持続可能性を高める。
2024.04.14

警察、警護ドローンを全国配備 不審な動き察知

選挙遊説などでの要人警護に向け、上空から現場を監視する警護用ドローンの配備が全都道府県警で完了した。安倍晋三元首相銃撃事件や岸田文雄首相襲撃事件を受けた警護強化策で、不審な動きを迅速に察知する狙いがある。4月28日投開票の3つの衆院補欠選挙で実効性を試す。
2024.04.14

要人警護、技術で底上げ 3D画像で死角把握 異常行動をAIで検知

要人警護の強化に向け警察庁は最新技術の活用に力を入れている。警護用ドローンを全都道府県警に配備したほか、警護計画の事前審査で3次元(3D)画像技術を導入した。爆弾を持った容疑者の接近を許した岸田文雄首相襲撃事件の発生から15日で1年。技術を生かし襲撃リスクを低減させる。

2024.04.13

高齢者の「働き損」解消策、年金減額の緩和議論 保険料納付、45年に延長案

5年に1度の公的年金制度の改革に向けた検討が始まった。働く高齢者の年金額が減らないように「在職老齢年金」の見直しを議論する。基礎年金の受給額を増やすために保険料を納める期間を延長する案もある。
2024.04.13

日本人83万人減 昨年、落ち込み最大 労働力、外国人が補う

総務省が12日発表した人口推計によると、23年10月1日時点で外国人を含む日本の総人口は前年比59万5000人少ない1億2435万2000人だった。減少は13年連続でマイナス幅は比較可能な1950年以降で2番目に大きい。
2024.04.13

JFE、製鉄所の基幹システム刷新 人手不足にらみ1200億円 DX推進、2年前倒し

JFEスチールは2026年3月期までに、国内製鉄所の基幹システムを人工知能(AI)を導入しやすいシステムに刷新する。投資総額は1200億円規模となる見込み。従来計画から刷新の完了時期を2年前倒しする。中長期的な人手不足が製造業の課題となるなか、製鉄現場へのIT(情報技術)の導入で生産性向上を急ぐ。
2024.04.13

「親不孝介護」のススメ 制度フル活用、仕事と両立を

働きながら親の介護をする「ワーキングケアラー」が増加している。2022年には介護や看護のために離職した人が10万人を超えた。「自分が何とかする」という強すぎる思いが、老いゆく親との関係を悪化させることもある。専門家は親と距離を保って支える〝親不孝介護〟を勧めている。
2024.04.13

職場に迫る介護クライシス

東京都内に住む「団塊ジュニア世代」の男性Aさんは51歳。車で2時間の故郷に80歳代の両親が暮らしている。内臓疾患の手術を何度か受けた父は、相次ぐ入院で足腰がすっかり弱ってしまった。筋力を回復させる散歩を心がけてはいるが、最近はもの忘れも多くなり、危なっかしくて目が離せない。
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